高校生の時分、父から渡された1冊の本。
「7つの習慣」
90年代、はじけた泡(バブル)は想像以上に被害が大きく、父の取引先企業はここではお話できないような損失をもたらしてしまった…。
そんな時、この本は「自己啓発」の第一歩として日本に紹介され、その後多くの読者に影響を及ぼした。それがやがて時が経つにつれ…、
「プロになるための、5つの教訓」
「夏になったらはずせない、アイテム10選」
といったように、結果的に「文脈を読む時間を使わずに、いかに要点だけを知ればいい」という思考になってしまいました。
しかし、これが詰込み教育を受けてきた日本人の肌にはかなり合っていたようで、今でも「切り取り」が多いのは皆様も感じていることでしょう。
そもそも構造が間違っている
私たちも書いた「読書感想文」という地獄の所業w
何を書いて良いのか分からない時、起承転結を呪文のように唱えては書き殴った人は多いでしょう。
しかし、これでは上記のように「結局要点は、なに?」となってしまいます。
そこで大切なのは、
①伝えたいゴールを一言でまとめておく。
②そのために、何を書くべきかを列挙する。
③書き出す前に、まずは簡単にでもいいから、Abstract=要点を書き出してみる。
となります。そうなると、起承転結は「結転承起」と逆に考える+書くことになり、結をしっかり固めて起の前に書く文章を考えることになります。
「簡潔に言えないなら、何も伝わらない」
これは、私の師匠の言葉です。ある朝、師匠の研究室に呼ばれて…、
「この論文読んだよね? 今ここで簡潔に説明して。」とさらっと言われました。
ええ、かいたことのない汗が5リットルは出ましたw
私が、たらたらと話していると、「簡潔に言えないってことは、分かってないし、書き手の想いも受け止めていない。それを話そうとしても、何も伝わらないよ。」と…。
この言葉を聞くと、「ほな、7つの習慣みたいに列挙したほうがええやん?」となります。
でも大切なのは、「書いている人間、伝えようとしている人間がしっかりと理解しているか。」が問題なのです!
これさえやれば、「OK」はない!
大切なメッセージや「核たる命題」を全く分からず、業務をこなしている方は非常に多いです。
取扱説明書や業務の引継ぎで渡された書類…、それが正解ではありません!
その中から、次の工夫や疑問、改善点、受け継ごうとした人の想い、そういった目には見えないことを大切にすることが、人の文章を読み解くには必ず必要な力です。
これさえやれば、OKと言って商品・サービスを売っている95%の方は、何も分からず「オウム」のように声をあげているだけにすぎません。
さぁ、皆さんもいい加減「7つの習慣」をやめませんか?
皆様のWebライフが、より美しいものになることを願って…。
##シーフー
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