【対比】SNSと昭和 ~平成を駆け抜ける~
「バズる」
いつからか、Webに注力する多くの人たちが使う用語になりました。
登録者数と再生回数で、人様のお財布を予測する時代になり、一攫千金=1度バズれば全て良し…、という風潮は違和感しか残りません。
シンプルに投稿を楽しむために構築されたSNSの殆どは、現在「広告」という言葉を使い、収益化につながるサービスを始めてしまいました。
Facebook、Instagram、Pinterest、残念なことにほぼ全てのSNSで有料の広告関連のサービスに力を入れています。
本来の目的から離れつつあるSNSですが、ここ10年間で斬新で画期的なサービスは生まれていません。
生まれても、消えてしまっています。(例:Clubhouse)
世界では(もっともアメリカですが…)、PostやBlueskyなど、「次世代のSNS」と言われていますが、日本では「よほどのインパクトがない限り」なかなか浸透しません。
その逆パターンの最も良い例は、mixiです。
日本では、インスタとLINEがビジネスの両輪になっていますが、拡散・発信・リーチ(到達)・対話の4つの視点でみると確実にX(旧Twitter)が断トツです。
インスタは、時間と共に若年層に「読むより、直観で脳裏に残るもの」として愛されてきました。
その後、Youtubeの爆発力に煽られるように、TikTokからFacebookのストーリー、インスタのリールといった「ショート動画」が流行しました。
これもよく考えてみると、TVの広告が15秒からの流れで、「いかに短時間で洗脳するのか」に焦点が集まり始めました。
で、これらのSNSはどうよ?
前提には…、
- ① 不特定多数に観てもらう
- ② その中から、「いいね」をもらう
- ③ その中から、興味をもってもらう
- ④ その中から、別の媒体をチェックしてもらう
まさに、AIDCAモデルの流れで、ファンを増やしていくべきだと思います。
その最も重要とされているのが、最初の【A】=Attention(注意)です。
注意をひくために、人を惹きつける画像を「注目画像」に選び、タイトルを埋め込み【I】=Interest(関心)を持たせようとします。
しかしここまでしても、その後の結果につながらないことが殆どです。
なぜか?
多くの同業者はその原因を顧客に直接言わず、「自分たちのモノを売ろう」とします。
原因は、「そのWebサイトに、訪問者が本当に見たいという質の高い内容がない」のです。
(確か)2018年頃から実際に稼働し始めたGoogleの「質量を重視した検索ランキング」によって、それまでよく見受けられた「検索にひっかかりやすいように、やたら文字列を羅列するか、ページ内に非表示で埋め込む」ことはなくなりました。
そこで多くのWeb業者は、「SEO対策」「Webマーケティング」といったツールを売り始めました。
「どこの業者が本物なのか」は割愛しますが、その多くは「アクセスさえ伸びれば良い」で提供しているため、自分たちのノウハウだけを提供することに注力して「その後」や「中身」は考えていません。
「いえいえ、考えていますよ。」…「弊社のシステムを使い続ければ、常にランキングでは上位につけます。」と…。
こんな面倒な話よりも、SNSは「コミュニティ」というくくりで利用者にサービスを提供しているため、検索サイトでの検索結果ではあまり反映されないのが現状です。
…とすれば、SNSをどう生かすべきなのか。
(やっと本題ですね。)
例として、「一人のアイドル」が皆様(会社やグループ)だとします。 さて、このアイドルをどう「人気にしていくのか」ですね。
モーハチでは、令和(REIWA)の時代のSNSを、昭和(SHOWA)に置き換えると以下のように位置づけます。
- ① 新聞 => ブログ
- ② テレビ => YouTube
- ③ ファンクラブ => Facebook
- ④ ファン通信 => LINE
- ⑤ ライブハウス => Instagram
- ⑥ タブロイド雑誌 => X(旧ツイッター)
今では、各種SNSで直接やり取りが可能なので、かなり開放的ですね。
これら全てに一人ないしは数名で対応するのは非常に困難ですが、ユーザーは「自分の好みのSNSでチェックしたい」ので、全てに対応しなければなりません。
上記のように置き換えて考えると…、やはりファンを増やしやすい「ライブハウス=インスタ」が日本人にとっては手軽だった…と言えます。
モーハチでは、インスタグラムは「昔はめちゃくちゃ良かったけど、でも今は非常に使い勝手の悪いツール」と位置付けています。
理由は、簡単です。
- インスタグラムからの先に進めない。=記事内のリンク付けが×
- 複数の画像で惹きつけようとするが、結局ユーザーは別のツールで探さないといけない。
- ユーザーがあげた画像の権利が、いまいち明確ではない =ジャイアン化?
つまり、本当のファンでないと、伝える側が受け取ってほしい本当の真意にたどり着くまでに、かなりの距離感が生まれる…ということです。
海外のエンジニアやプログラマーの中でも、「お客様が望めばインスタは連携するが、短方向で使い勝手が悪いのであまり触れない」という方が圧倒的に多いです。
このようなことから、インスタグラムやLINEは、限られた業種=直接的マーケティングが強い業種(美容関係、レストラン、サロンなど)ではある一定の結果を残せますが、ツールとしては他に比べて「費用対効果」が低いと判定しました。
またインスタが流行した時の若年層の世代が年齢を重ね、選ぶツールが徐々に変化しつつあると言われています。
それよりも、上記に挙げていないPinterestは拡張性や情報量などインスタグラムよりはるかに将来性の高いツールとモーハチは捉えています。
モーハチでは、皆様の業種や目標、製品・サービスをお聞きして、各種SNSでの活用についてしっかりカウンセリングします!
皆様のWebライフが、より美しいものになることを願って…。
##シーフー
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元記事:コチラ