パスタを食べたきゃ、イタリアに行け!

パスタを食べたきゃ、イタリアに行け!

 

本当に美味しいものは、家にある。

今では↑のような言葉はタブーなのかもしれませんね。

モノが溢れ、作っている人も見えず、何を入れているのかも分からないのに、「美味しい」という判定を、某レストランサイトやガイドを観て探すのは如何なものかと。

外食なんて数えるくらいしかなかった時代から考えると、今では本当の意味で「口コミ」はなく、操作されたものしかないと私は判定しています。
 

レストランも、Webサイトも同じ

フランスにわたり、多くのシェフと出会い、その度に同じ質問を投げかけていました。

「€5の予算で、100人全員が口を揃えて『うまい!』と言わせる料理を作れますか?」

80%の人は、色々言葉を並べた後に「味覚は人それぞれだからね。」と返してきました。

では、残りの人はなんて返してきたか?

数秒で、「できるよ。」と。

パスタを食べたきゃ、イタリアに行け!

聞かれた質問に対して、数秒で答えを返せるということは、その数秒でレシピができている=ストーリーが完成している、のだと私は感じました。

Webサイトも同じなのかもしれません。さすがに€5=約865円(現在の為替…)で制作は無理ですが…。

直接+感覚的マーケティングが強い「食」の提供は、何を前に出すかで大きく変わります。

食材? 技術? 経験? 食べる人には関係ないです…かね?
 

A級食材…、それでいいの?

前出の20%の人に、「食材はどうやって調達するの?」と問いかけました。 返答は…、

「パリ郊外で20分も行けば、色んな食材を売っているマルシェ(市場)があるよ。一般の人は比較的少なく、どちらかと言えば玄人が多いかな。そこに行けば良心的価格で売ってくれるので、そこで調達するよ。」と…。

決して、「激安」なんて言葉は言いません。「良心的」なのです!

続けて…、

「シェフは、目の前にある食材がどの程度のものかによって、作る料理を決める。それを食べてもらい、満足してもらい、料金を支払ってもらうのだから、出来上がりを完璧にイメージしてから作り出すよね。」

「高級食材を使えば、殆どのシェフは美味しく作れる。これは当たり前かもしれないけど、つまらないし、長続きしない。

安く仕入れて、高く売る。また食べたいな、この一言を目標に€5で作るよ。」
 

メニューを操作される星付きレストラン

某レストランガイドで星を獲得すると、「星にあったコースメニューを作り直せ」と強制指示されます。恐ろしいことに、価格まで厳密に指示されます。

そこで生まれたメニューで、多くの人に認知されようものなら、下級レストラン(=星を取っていない・興味がない)のなかで、金の猛者達はこぞって真似ます。

パスタを食べたきゃ、イタリアに行け!

 

良い例は、日本全国で形を変えながらも30年間で広く認知された食が「イタリアン」です。

様々な環境や認知の変化によって、これだけ大きな価格差を生むとは思いませんでした。

私は、初めて訪れるイタリアンでは必ずペペロンチーノを注文します。

スパゲッティと言えば今では…、

コンビニ、出来合いのパスタソース、某安価イタリアンレストラン、某和風イタリアンチェーン店、どこにでもありそうなイタリアン、有名シェフ(イタリアで修行してきた、もしくは何らかの賞を受賞した)のお店…。

食材は、ほぼ同じです。しかしなぜ、ここまで認知と評価が違うのか。

経済・経営・マーケティングの世界でよく使われる用語、「予算制約線+経験財+暗黙知のズレ」が大きく関わっています。

分かり辛いですよねw ココを深堀するのは、また違う記事で…。
 

心に残る満足度は、未知数

今でも、Webサイト製作に何百万円かかったという話はあります。

東京都のプロジェクトマッピングと同じです。

モノの価値が測りづらく、人によっては高低差が激しいなかで、いかに「うまい!」と言ってもらえるようにもっていくのか。

レストランもWebサイトも、他の事業でも同じです。

「どうやって、こちらの魔法をかけるのか。」の争いです。

営業とマーケで、安い食材だけで作り上げ、販売する。それもありです。

しかし、人は価値が低いと分かると離れていきます。当たり前です。

だからこそ、認知してもらえるように、「心を込めて」伝え続け、広めていかなければなりません。

「知ってもらっても、ドアを開いて入ってもらわないと意味がない。」

正解です!

では、皆様にも経験のある…、

「入ったものの、雰囲気は悪い。店員がすぐ来ない。食器等々が汚れている。」

「美味しいと聞いたけど、びっくりするほど美味しいとは思わなかった。」

「コスパが悪い。この価格だったら、違うところを選んでた。」

入る前に、メニューを見てもらい、どんな食材を使っているのか、作っている姿や経過が見える、シェフが見える…というのは大切なことです。

そういった、小さな積重ねをコツコツとしているお店程、入ったらうまいもんを食わせてくれます。

人の口コミも大切ですが、「吟味」するためには、そこにどんな心があるのかを知ることも必要です!
 

最後に… 大阪人限定のおすすめ

私がおススメするイタリアンです。

 

オーナーシェフの今木さんは、本当に料理に心を込めています。南イタリアで修行して、南イタリアの郷土料理を出されています。シェフは、許される限りイタリアを訪れて、「料理」という未知の世界へ挑戦し続けています。

こういったシェフが織りなす「メニュー」はホンマモンです!

モーハチも、心と志をもって調理し続けます!

皆様のWebライフが、より美しいものになることを願って…。

##マイメモ

#モードエイト #メニューは大事 #心をもって調理する #レストランガイドはチープに感じる #ホンマモンの口コミはない #美味しいは簡単に信用するな

 

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元記事:コチラ