テロップ入れる? ~学ぶべきコンテンツ作り~

テロップ入れる? ~学ぶべきコンテンツ作り~

テロップ入れる? ~学ぶべきコンテンツ作り~

YouTubeが、多くの人々の生活の一部になって、何年が経つでしょうか。

オワコンと言われたテレビは、様々な角度から叩かれ殴られ野次られても、模索して懸命に「テレビの凄さ」を証明し続けています。

テレビと新聞・週刊誌しか情報源がなかった時代、情報量は指摘するほど多くなかった…と、今では感じます。伝え方、伝わり方も単純明快でしたからね。

今では、各種SNSで伝わり方が異なり、Xで批判的に伝わっていることでもインスタでは「落ち着きのあるただの記事」として流れていたり…、目にする人が違うんだって言われればそれまでですね。
 

まっすぐは、ダメなのかもしれない

先月の記事で少しだけ触れたことがある、「Post News」という新しいSNS。2022年頃から日本でも話題になり、当時フランスにいた私も「これは、もしかしたら!」と思いました。

「毒の無いコミュニティと安心・安定したプラットフォームの立ち上げ」を目指し、今までのSNSで見受けられた「むしゃくしゃ適当に食べて、食い散らし、ごみはその辺に捨てる」ような環境にはうんざりしているユーザーに向けた「まっすぐ」なサービスでした。

正誤を評価できないですが、「強いニュース・情報」が得られるであろうと期待しましたが、2年も経たないうちにサービスは終了してしまいました…。

 

 

 

コンテンツ作りから変えるの?

非常に強い言葉が飛び交うXを読んでいると、「最初の入り口=初動」が重要であることに気づかされます。

どんなにうまくまとめたとしても、必ず何人かは殴りかかってくるので「飛び掛かってくる人の数をできる限り少なくしよう」と考えて、あたりさわりのない投稿が乱立します。

その基本となったのが、動画につける「テロップ」

「本来、テロップは音を(あまり)出せないテレビを楽しむための方法であり、テロップをいれることでより直観的になって伝わりやすくなった。」

約20年前に、90年代にアメリカのテレビ番組の制作に携わっていた方にお聞きしました。

その良い例が、ニュース番組のテロップです。

テロップは、当初放送内容の「補助」として使われていたのですが、今では「主導」になりつつあると感じるのは、私だけでしょうか?

画像だけでなく、テロップを入れることで理解しやすくなるのは分かりますが…。
 

テロップが凄く少ないYouTuberの「持論展開力」

2015年頃に、一つの動画を観て驚きました。それが(なにかと問題視される)立花孝志さんの動画です。

その動画は、年配者の方の自宅を訪問して、無理くりに不明な契約を押し付けるNHK料金の回収委託業者らしき人物を私人逮捕するという内容でした。

動画編集などができないこともあってか、極力顔が映らないように撮影し、ことの一部始終を公開していました。当時は、今のようなスマホでの撮影レベルが低かったため、ビデオカメラで撮影されていたようです。

そこから、立花さんが動画が公開される度に観るようになり、現在のスタイル(=白板を使う)に切り替わっていきました。

ご存じかと思いますが、NHK関連施設へ「凸る」という行動や言葉も、立花さんのような過激な言動から生まれたと言っても過言ではありません。

立花さんの凄い点は、(正誤は関係なく)持論展開力が非常に高く、テロップなど入れなくても聞き取れる点です。

テロップ入れる? ~学ぶべきコンテンツ作り~

…これも、賛否両論ありますね…、申し訳ないです!

上記のようなスタイルでスタートしたこともあり、当初はテロップは入れていませんでしたが、記憶が正しければ選挙運動が激しくなった2017年頃から、編集スタッフを入れてテロップやサムネ画像などがはいった動画があがるようになりました。

それでも、立花さんの持論はゴールが明確に示されているために、無駄な解説や補助が必要ない…と感じています。(裁判所前での報告動画などは、他とは違うテイストです。)

つまり、コンテンツ力=持論展開力があれば、余計なことをしなくともファンは増えるし、視聴者も増えていくという良い一例です。

<ちなみに、私は立花さんの信者ではありません!この人のバイタリティは凄いなと思っているだけですよ!>
 

切り取り動画で、テロップが入る

持論展開力の高さでいうと、2chの創設者であるひろゆきさんも同じです。テロップは殆ど必要ないし、無駄ですね。

彼の話が(おそらく)多くの人々に届くのも、物事を難しく紐解くのではなく、上からみて「ここが絡まっていますよ。」「ここがうまくつなぎ合っていませんよ。」と、聞き手の頭をクリアにできる持論があるように思えます。要は、非常に伝わりやすい+分かりやすいってことですね。

しかし、ひろゆきさんの切り取り動画になると、やたらテロップが入ります。これは、情報処理が追いついていない人に向けた動画になっていて、内容(=文脈)はともかく、「何で炎上しているのか、何が語られているのか」といった「流しても良い情報」として扱われています。

<ちなみに、私はひろゆきさんの信者ではありません!この人のトーク力は凄いなと思っているだけですよ!>
 

何を伝えるためのコンテンツなのか

以前、とある中小企業の社長が、立花さんと似た手法で決算書類の読み方や事業計画書の作り方といった「経営にまつわる動画」を公開されていました。

「話がうまいから、動画にして公開してよ。」という周囲の声に応えて、公開されていました。

当初は受けが良かったのか、パワポなどを使って話していましたが…。テロップを入れたり、写真を入れたりと編集量が増えてきて…、この手の動画はやめられました。

…で始めたのが、社員を使ったどっきりや社長が挑戦してみた、といった誰が観たいのか分からない動画が主となりました。

基軸がないと、結局「皆がやっていることを、やってみよう」になってしまうのでしょう。
 

方法ではなく、伝える想いを常に見つめなおす

テロップや見え透いた企画ものでは、ユーザーは観てくれません。

立花さんやひろゆきさんの例にあるように、持論展開力があれば「余計な装飾された文字の補助」は不要なんです。

だとすれば、皆さんも自らのサービスを伝えるために「どんな想いを軸に伝えるのか」。

そこを常に見直し、切磋琢磨していくことが「皆が楽しくなるコンテンツ作り」へとつながっていくのでしょう!

はい、モーハチはWebサイトを通じて、皆様のWebライフを全力で応援しますよ!

皆様のWebライフが、より美しいものになることを願って…。

##マイメモ

#モードエイト #持論展開力 #テロップは不要 #余計な装飾文字の補助 #切り取り動画はテロップで埋もれる

 

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元記事:コチラ