【第2回】YOWS:道のりを逆算
漫画で感じる爽快さ
原作者ではないので、どのように頭のなかで描きつつ、絵に落としこんだかは分かりません。
私は、漫画「MONSTER」を読み終えた時、今までにない爽快感がありました。
なぜか、何度も読みたくなる作品でした。
ストーリーから一貫して伝わってくる、「人への愛」というテーマ。
物語の中では、かなり過激な描写が多く、「人の愛?」となる方もいるでしょう。
必ずといっていいほど、ことあるごとに人の心にふみこみ、熱さや冷たさ、醜さ、激しさといった私たちの日常の生活でも生まれてくる感情が、この物語には驚くほどふんだんに出てきます。
最初から、テーマが見えているわけではなく、徐々に人々の情の深さを感じて不思議と向き合う場面が増え、知らぬ間に「自分の心との対比」さえはじめてしまっていました。
そして、最後の最後に「これだったんだ。」と気づかされ、到達点へと導いてくれます。
今までのなかで、最も素晴らしい作品に出会えたと、今でも確信しています。
物語は、書き手次第
海外ドラマ「LOST」も、MONSTERと同様に、最後の最後で物語が「しっくり終わる」ように描写されています。
はじめて観終わった数日後、作者の想いや全体の構成を思い浮かべたり、演者の後日談やインタビューなどを聞いていくと、また物語が違った形で伝わってくる、そんな不思議な作品でした。
ちなみに、10回以上は見直していますw
特に、シーズン6(最終章)は、それまでの5シーズンとは異なり、「生命とは一体…」という胸に突き刺さるテーマを表現していて、なぜこの物語が描かれたのか、という紐解きまでしてくれます。
書き手が変われば、伝わり方が違う。当たり前の話ですが、このLOSTという物語を、MONSTERの浦沢直樹さんが書かれたらどう描くのか、ちょっと想像してみました。
目標を定めて、逆算する
通常、皆さんがブログを書く、事業について紹介する、商品について解説する…となった時、「何を書けば、人に伝わるか」を考えて書いていますか?
例えば、マイケル・ジャクソンさんは、全ての曲で「愛」をテーマに歌っています。We are the WorldやHeal the Worldなどはその象徴です。
特に、私はBlack or Whiteが好きです。この曲名は、今でも世界中の大きなテーマとなる「色の差別」がでていますが、それ以上に人を想う・愛する気持ちをメッセージにこめています。
このように、何を伝えるために書き始めるのかを「100人が聞いて、100人が分かる」ように懸命に書くことが必要なのです! 難しいですが…。
(はい、私もテーマをもって書いてますよ~。)
商品のプレゼンする際に、「他とはここが違う!」という差別化できている点を前面に出すケースが多いですが…、ちょっと違いますね。
迷った時は、ジャパネットたかたの番組を観て下さい。
シンプルに、「これええねん!みんな使って!」というテーマが前面にでています。
「金利手数料や他のことは任せて! 買えばわかるから!」
「ほな、なんでそこまでこの商品を押すの?」という視聴者の疑問に、余計な言葉は使わず、人の気持ちをぐいぐい引っ張る番組がジャパネットたかたの魅力なのです。
ですので、目標を定めて、逆算していく。「逆算」とは、その目標までお客様を連れていく(サザエさんのように)、道筋を描いていくことが重要です。
そこに、価格や他社製品との比較が当然あります。(=ハードル)
そこを「どう説明するすれば乗り越えられるのか」を考えて、案内人の声のトーンや商品の映像アングル、「え!そうなん??」とひきつける説明力、こんな「技」を織り込んでいくのが、逆算には不可欠です。
とりあえず真似る
今をときめくYoutuberの皆さんも、最初は手探り・見様見真似で始めています。
上記の「目標から逆算」をどうすべきか分からない場合は、是非ジャパネットたかたの番組をご覧ください。何度も観ていると、ヒントが見えてきますよ!
MONSTERやLOSTのように、「核となるテーマ」はあるはずです。単なる金儲けだけでなく、皆様の愛情のこもったテーマで周囲の人たちを魅了して下さい。
皆様のWebライフが、より美しいものになることを願って…。
##マイメモ
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